【アラフィフ田舎の大きな実家を相続する④】金融機関からの借入と相続手続き

アラフィフ田舎の大きな実家を相続する

本日は田舎の大きな実家をリフォームするのに、銀行での借入と相続手続きその他諸々の流れを書いていきたいと思います。

本来は義父が亡くなった時にちゃんと相続手続きをしなければならなかったのですが、私たちは方針が決まってなかったので放置。

次に何か?が起こった時に動かないと・・・ぐらいにしか思ってませんでした←これダメな話です。

手続きが前後してしまって、焦ってバタバタしてしまったのでそうならないようご参考にしてください。

この回ぐらいからお金の話になります。

「こんなこと言ったらどう思わるだろう・・・」とか「お金の話はしにくい」とか思っていたら、ダメです。

納得いかないところははっきり言う、尋ねる、答えさせる。そうじゃないと後悔します。私はこの辺りから「納得いかないことは聞く」「納得いかない金額には首を振らん」が身に付き始めます。

どこの金融機関で借入するか?

まず「どこで借りる?」というところから始まります。

調べる人は金利がどうだこうだ、ここで借りたらポイントが・・・とこだわる人が多いかもしれませんが

私のポイントは給与振込の口座にしている銀行、これ一択でした。

ローン返済のために振込や振替なんて危険極まりないです。

金融機関によっては給与振込を変更してください!とは言わずとも、便利でポイントがたまります・・・と誘導されるのでしょうか?

光熱費も保険も携帯の引き落としを今更変更なんてできません・・・

それに田舎ですよ?都市銀は無縁です。ネットはありますが、日々の使い勝手は悪いです。

主人の曰く「うちは振込口座は選べない!」って言うんですけど、ほんと?と思いながら、別に変更する必要もないので

給与振込の口座がある銀行にそれとなく、アプローチしてみました←会社に来てもらってる営業さんに確認

銀行に仮審査を申し込む

ネットで住宅ローンをアピールしている銀行だけか?と思っていると、地方銀行でも「窓口にネットからのお申込みのみなんです」と。

パソコン使えなかったらローンも借りれないのか!?

仮審査は個人情報と借入したい最高金額(下げることはできても、上げることはできないとのこと)と年収を入力するだけでした。

借入するのに相続手続きをしてなかった

ふと「土地も建物もお義父さんのままだよね?」と気になりました。

「名義変更しないと借入もできなくない?」それぐらいの考えでしかなかったのですが、そもそも「名義変更」ではなく、相続手続きをしないといけなかったのです。

自分たちでもできるようなことを言いますが、それでなくても「時間がない・無理・できない」が口癖の主人を当てにすることはできません。

私は司法書士さんに頼むこと一択で一方的に通告。「できない」の主人は無言で首を縦に振るのみ。

会社関係で司法書士さんと絡みはあるけど、場所が場所なのでリフォームをする業者さんに紹介してもらうことにしました。

ここでも首を傾げたことが1つあって、後々考えてみると「こいつ、仕事丸投げしてるな!」と思ったことがありました。

紹介してもらったある会社に電話すると「さすがにうちには司法書士さんはいなくて・・・」って言われてしまって、取引のある司法書士さんを紹介してもらいました。

紹介の紹介みたいに・・・

私が電話したのは「土地家屋調査」の会社でした・・・「おっさん、ここに丸投げしとんな!」って不安になりました。

おっさん、わかってるような、わかってないような・・・

紹介してもらった司法書士と面接をして、無事手続きしてもらうこととなりました。

面接では手続きの流れと料金についてちゃんと説明があり、私の理解度を確認してもらいながら進めてくれました。

「司法書士さんに頼むとお金がかかる」っていうイメージですが、司法書士さんへの手数料ってしれてます。

あとは「税金」・・・説明の中で「税金払うって聞いてなーーい!」って言うてしまいました。

しかも田舎は厄介です。先祖代々の訳のわからん山だの田んぼだのあります。

これは別の手続きになるので素人ではちょっとしんどいかも・・・(別途手数料もかかりました)

「餅屋は餅屋」でお任せして正解でした。

手続き完了には2週間以上かかりますので、借入して支払いまでには何とかなりましたが、面倒でも相続手続きを先にすべきですね。(←普通当然のこと)

銀行に本審査を申し込む

仮審査はすんなり通り、銀行はノリノリで話を進めようと借入時期などを尋ねられましたが、この時点でまだ見積もりが仕上がっていませんでした・・・

何が心配って、仮審査で入力した最高金額で大丈夫なのか?というところです。

結果として全然足りなくて、大慌てで「金額を上げたい!」と電話したぐらいです。

相談したところ、仮審査からもう一度お願いします・・・となり、その仮審査も通過。

見積もりができ上がった時点で、本審査の申し込みをしました。こちらは色々な調査が入るので時間がかかりました。

ただの車庫ですけど?

本審査中、銀行から連絡が入りました。

「銀行はOKですが、〇〇協会から注文が入りまして・・・」何の注文やねん・・・

田舎の古いおうちは増改築を繰り返し、訳のわからん小屋?物置?車庫?がくっついていました。

「これが登記されてなくて・・・」屋根はあるけど、壁は微妙ですが???←何ならこれを機に潰したいぐらい

「この建物を登記してもらったら、本審査通ります!」って、こんなボロボロの小屋にまだ固定資産税払えって???

いやいや、登記ってどうするの???

 

そこで出てくるのが土地家屋調査士さん!変なところでお知り合いになれたので、早速ご相談。測量から登記までしてくれることになりました。

こんな手続き、私がするのか?と思いながらもお願いするしかありません。

これまた説明を聞いたり古い書類をみてもらったりの打ち合わせと測量をしてもらう日の立ち合いと・・・(仕事にならん・・・)

測量してもらって、登記手続き、それに今は亡き小屋の登記が残ったまま・・・とかもう、何だかんだでボロボロの小屋に十数万円飛んでいきました・・・

そらそら、空き家が増えるわ・・・「そんなボロボロに金かかるなんて!」っていう気持ちなんだろうな・・・

土地家屋調査士さんもサクっと仕事を進めてくれて、相続手続きをお願いした司法書士さんにも言うておきますね~と、こういう感じでサクサク仕事を進めるから、丸投げするのか・・・

とおっさんの気持ちはわからんでもないけどな、と納得はしましたが、客には丸投げを見せたらあかんなとも思いました。

借入時期を早めても、さっさと完成させろ

銀行から「本審査が通りました!」と嬉しそうに電話をしてきましたが、私の中では「金積んで通した」みたいな感覚でしっくりはきませんでしたが、一安心。

正式な手続きを本人(主人)に来店してもらわないといけません・・・ということなので、全く動かない主人を「行かないと知らんで」低い声で脅し、行かせることに成功。

 

後は工事契約書の通り、支払いを進めていくだけなんですが???完成はいつだ?・・・

工事契約書には契約日から何日以内に〇〇〇万円、その後何日以内に〇〇〇万円、完成後何日以内に残り・・・

私たちの計画では1回目は支援金で2回目以降は支援金と借入金で・・・と考えていたのですが、リフォーム業者の社長が「2回目も持ち金で払った方が・・・」とぶつくさと言い出し

こっちは金がないから借りとんねん!っていう意味が全く通じず・・・

ローン返済と家賃が被るのはしんどいので、数か月間据え置きをしてもらっているので、大丈夫です!って言っても、ぶつくさ言い出して・・・

今思えば、完成が遅れ出してたんです。当初5月には出来上がるようなことを言っていたのに、ゴールデンウイークに入っても音沙汰なし・・・

流石に「どうなってますか?」って聞くと、予想してなかった日を言われて、とりあえず待てても2か月。それを超えると家賃払わせますよ?と。

知り合いも建て替えをして完成が遅れたようです。延びた分の仮住まいの家賃を払ってもらった、と言いていたので、払わせるつもりはないけど、完成させろ!と伝えました。

業界あるあるかもしれませんが、金が絡むのでここははっきり言わないと巻き込まれるところでした。

契約書の中にそういう記載がある契約もあるかもしれないので、しっかり確認するところです。

 

だんだんと口調が荒くなってしまいましたが、その時は何もかもが初めてなので言われるがまま動くしかありませんでしたが、今思えば「やられてたかも・・・」と思うところがいっぱい。

ハウスメーカーで家を購入するのであれば、手順なども親切丁寧に教えてもらえるかもしれませんが、すべてが自力。

いい勉強にはなりましたが、これが5年後10年後に行動していたらここまで動ききれなかったように思います。

銀行から借り入れて支払いが完成以降にまで続くので、ちょっと先のところまで今回書いてみましたがこれと同時進行で見積額をいかに抑えるか?

それと共に工事が始まると次から次へと課題が出てきました。

次回は水回り設備の見学と再見積もりを書いてみたいと思います。

 

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