リフォームの要である水回り設備は重要です。中には水回りだけをリフォームされる方もいらっしゃるでしょう。
水回りと言っても台所・お風呂・洗面所・トイレと一気にすると、決めないといけないことがたくさんあります。
1カ所であっても台所だけでシステムキッチン・コンロ・換気扇など何種類もあり、価格もピンキリで見積もりの項目数を見ただけでも嫌になっちゃうほどです。
私がすったもんだしながらもリフォームを終えて、自分で心がけ行動していった重要ポイントを経験談と供にまとめてみました。
今回は台所編の前編です。台所は私のリフォーム最重要箇所だったので、ポイントがたくさんあるので、2回に分けてご紹介したいと思います。
しっかりと「理想の形」を作る
100%こんな「形」にしたい!と細かく決め切れず、何となくこんな風にしたいな~とぼんやり思っているだけの人が多いのではないでしょうか?
そういう私もその一人です。
「レストランの厨房のほうな無骨なオールステンレスのシステムキッチンにしたい」
システムキッチンのメーカーも大手しかわからないし、そのメーカーがそんなシステムキッチンを取り扱ってるかもわからないし・・・。
から始まって、ネットでぼんやり探す程度でした。
このぼんやりした「形」が良くなるか、後悔するような出来上がりになるかは自分自身の努力で変わることを実感させられました。
リフォームを終えたアラフィフ以上の年齢層の方がよく言われます。
「リフォームしたのに何も変わらない」と。
高いお金を払ったのに、激変すると思われていたのでしょう。
正直、リフォーム業者さんお任せにすると同じような雰囲気のシステムキッチンだけが進化しただけ。
または「自分が思っている形=理想の形」にならなかったのでしょう。
ぼんやりした「形」がしっかりとした「形」にできないと、リフォームが終わった後、残念なことになってしまいます。
できるだけ早めに「理想の形」作り上げてください。
素敵な台所の画像を見つけて「こんな風にしたい!」と。
それが部屋の中でぽっと浮きそうな芸能人が使うようなシステムキッチンぐらい理想が高くてOK。
自分がその台所に立って料理をしている姿が想像して、テンションが上がるような「理想の形」を頭にも心にも刻み込みましょう。
私がぼんやりからしっかりした「形」にできたのは、たたき台の見積もりが出来上がってからです。
そこからでも遅くありません。
自分で図面を書いて再見積をしてみる
そんなぼんやりした「形」をリフォーム業者さんに伝えて、ちょっと期待してたところもありました。
しかし出来上がった図面と見積もりは私の意向がほぼ入っていない、20年前ぐらいの雰囲気を醸し出すものでした。
1回目の図面・見積もりでそのまま発注という流れになることは少なく、「たたき台の図面・見積もりです」というお話ではありますが
それにしても「私の話聞いてました?」と正直思っちゃいました。
それと同時にこれじゃあ任せられない!と自分なりに手書きで図面を書き始めたのです。
大きく「理想の形」として、自分なりに変更してみました。
その後、再見積です。メーカーのカタログと価格表を見たり、ショールームの見学(次回の記事でどんな様子だったかご紹介します)の際に価格がわからなかった分を再度確認して、メーカーからの再見積額を予想しました。
この作業は何日もかかりました。
仕事&家事でくたくたの中、夜にコツコツと一人進めて行くのです。
(水回りに関して、旦那は口出ししませんでした。というより、そこまで見る余裕がなかったので、一任されていました)
最低限守ったことは「費用を抑える」こと。
再見積で難しいのはたたき台の見積もりより下げることです。
メーカーのカタログを見ていると、あれもいいな~これもいいな~とオプションに目が行ってしまいます。
しかし、意外にも費用を抑えることができることがあります。
私は収納棚をばっさり切り捨てました。
つり棚と背の高い収納をばっさり切り捨てました。
「どこに収納するんですか?」とリフォーム業者さんは収納棚があって当たり前だと思われていますが、「死蔵品」を押し込む棚に高額は払えません。
システムキッチンと同じ化粧板を使ったつり棚や背の高いキッチンボードは高額です。
3人暮らしではありますが、近い将来2人暮らしになるのは目に見えてます。
そんなにキッチン用品は使いません。
そこで引っ越し前に使っていたキッチンボードを処分するつもりでしたが、再利用することにしました。
ばっさり切り捨てた分、より自分の「理想の形」に近づいていきました。
費用を抑えつつ「理想の形」にできなかったこと、それはシステムキッチンの化粧板をステンレスにできなかったこと・・・
「ここが1番大事だろう!」というポイントだったんですが、最初の見積もり額より上げると実現します。
しかし「見た目」だけの自己満足にこの差額・・・
他の水回り設備との兼ね合いでどうするかは保留することにしました。
この自分で再見積をする作業は本当に大変でした。夢にまで出てくるぐらい化粧板はどうしよう?という迷いと数字・・・
リフォームを終えて思うこと
リフォームを終えて思うことは、この作業をしたおかげで満足にいく台所が出来上がったと自画自賛しています。
「理想の形」を叶えつつ、費用を抑えられた満足感というより達成感でいぱいです。
最初に「芸能人が使うような理想の高い形」を想像していても、図面を書いたり再見積をしていると、だんだんと調和されてきます(笑)
再見積で現実を見せつけられるのか、全部を理想にするのは無理でもこのパーツだけは譲れない・・・といった感じで、納得にいく妥協ができるようになっていきました。
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