ロールパンを焼くことは基本の集大成では?

パン作りのこと

数年パン教室で習ってきましたが、ロールパンって基本のメニューになっているのですが、実はパン作りの集大成では?と私は思ってます。

シンプルだからこそ難しい

パンを習い始めた頃って、華やかだったり具だくさんのパンに心奪われ、シンプルなロールパンとかバケットとかに興味がなかったんです。いつも行く教室は好きなメニューを教えてくださるので、クリームチーズ入りとか、クリームたっぷりとか言われるとそちら方面ばかりが気になって教えてもらってました。長年習っていると先生が出しているレパートリーを制覇しだしたので、基本に戻ってみよう!という気持ちからロールパンを選びました。

レシピと手順を見てみると、「これって基本ですか?」と言いたくなった。きちっと捏ねないと膨らまない、麵棒を使って生地を円形に広げる、長ーい二等辺三角形になるよう生地を伸ばし、巻いて成形。何年もしてるからこそ「これって基本ですか?」と。先生に言わずにいられなくなって聞くと「そうなんですよ!難しいんです!」と。基本の動作ができないと難しいとのこと。未だに生地を長ーく伸ばすっていうのが苦手です。

ロールパンってシンプルだからこそ美味しく仕上げるって、腕前だけで左右されると思うんです。捏ね方・伸ばし方・きれいな形にする・焼き方。具の味に誤魔化されないから、ホントに難しい。

シンプルだからこそ焼きあがったパンのアレンジがいっぱい

ロールパンに食パンにバケットって、毎日食べられるパンだから焼きあがったパンは卵やサラダを挟んだり、ホットドッグ仕様にしたりアレンジがいっぱい。焼きがいがありますね。

具だくさんのパンや凝ったパンって1回焼くだけで満足してしまいます。あまり上達しないんです。シンプルなパンって焼きあがっても課題が多いです。次はこうしないと~とかあ~しないと~と考えさせられます。食事で食べるパンなので消費もできて、次作るチャンスが出てきます。

チーズを乗せるとこんな感じ。

凝りすぎて作らなくなった

一時期食パンを美味しくするには・・・とパン屋さんもされていた先生に教えていただいたことがあります。それはそれはプロ意識が高くて、出来上がったパンはプロじゃん!っていう仕上がりになりました。が、こだわり過ぎて時間も労力も使い過ぎて疲れちゃいました。美味しいパンを買えばいいか~ぐらいに・・・

習い始めた頃、どうなりたかったか?

「私は成形がうまくなりたい!」「涼しい顔して難なく休日にパンを焼き上げたい!」から習い始めたのです。パンの本を見てもどうしたらそんな形になるのか?っていうのは実際に目の前で教えていただかないとわからないものです。そして、手際よく休日の趣味にしたかったのです。
久しぶりにいつもの先生に習うと、そうだった!パンらしい形にして、1日で捏ねてから焼き上げまで仕上がるこのやり方(こだわっていた時は1晩冷蔵庫で発酵させたり、日をまたいで作ってました)。仕上がりはプロのパン屋さん!とはいかないけど、作ることに満足して味にもそれなりに満足できるこのレッスン。初心に戻った感じでした。これぐらいにしておかないと、楽しくなかったんですね。仕事じゃないんだから・・・

先生もパワーアップ

コロナ禍で休講が続きました。その間、先生も他の先生のオンラインレッスンを受けて研究されていました。その研究後にレッスンが受けられてラッキー。

こちらのロールパンはちょっとコロンと仕上がりに。巻き方を変えるだけで印象がガラリと変わります。

奥はクロワッサン風のロールパン。手前はふんわりコロンとしたロールパン。どちらが美味しいか?好み次第ってことで。ふんわり好きはコロンとした方でしょうか?

ロールパンを教えてもらって思ってことは、自動車教習所の仮免を受けた感覚です。基本なことがここまでできるようになったと目に見えるパンです。ロールパンは成形も楽しめて、出来上がりも満足できて、消費も早いっていう何回も作れるパンです。これからも自分の腕前を見るためにもどんどん作っていこうと思います。

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