ステッチをしていると、糸が絡んでイライラしてしまうことはありませんか?
特に時間がない時ほど、なぜか絡む気がします。
私の経験上、糸が絡む原因は大きく分けて4つあるのではないか?と思ってます。
- 糸のねじれ
- 摩擦による毛羽立ち
- 糸を長くしすぎていること
- ある特定の色糸が絡みやすい
どういう状況で絡んでしまうか、
私なりの経験を交えて説明していきます。
原因①糸のねじれ
クロスステッチは×××・・・とステッチしていくので、
針の出し入れが上下の穴を交互になるため、
ねじっている意識はありませんが、ねじれています・・・
(2本取り以上、でかつ違う色の刺繍糸を2本取り以上で
ステッチすると、ねじれているのがよくわかります。)
HAED(Heaven and Earth Designs)は
1本取り(1本の刺繍糸でステッチしていく)でされる
ステッチャーさんも多く、私もその一人です。
なので、ぱっと見た時はねじれているのがわかりにくいのですが
糸通りが悪いと、糸が絡み出してきます。
特にベタ刺しの部分はスピードが速くなるので
糸がねじれてきて、「自然玉結び」の状態になったりします。

布の裏側で絡んで、
表側に出る時に「自然玉結び」ができてしまった状態です。
私はスクロールフレームを使っているので
布の裏側を見ることなくステッチをします。
なので、こういう絡まり方をよくします。
また、ステッチする前から糸がねじれていることがあります。
というのは、
刺繍糸は6本が束になっているので
1本ずつ取る際に勢いよく束から取ると
摩擦のせいで「クルクル」状態になって、ねじれてしまうことがあります。
結果として、ねじれた状態のままステッチを続けることで、
自然玉結びのようになり、糸が絡みやすくなります。
原因②摩擦による毛羽立ち
クロスステッチは穴が大きめの布地を使って
他の刺繍よりも布地と糸の摩擦は少なくはなりますが
1つの穴に最大4本(一本取りで)の糸が通ることもあるので
糸同士の摩擦が起こります。
それを何度も繰り返すため、糸が毛羽立ってきます。
毛羽立った糸は糸同士が引っかかりやすくなり、
結果的に絡みやすくなります。
原因③糸を長くしすぎている
刺繍糸を使う時、
「何度も針に糸を通して、短くなったらまた切って
また新しい糸を用意して・・・」
が面倒・・・
だから、長めに使おう!(私はそう思ってしまうタイプです)
そうすると、原因①と②が相まって、絡んでしまうのです・・・
1本の刺繍糸で引く回数が増える
⇩
摩擦が増える
⇩
糸が毛羽立つ&ねじれが加わる
⇩
玉結び状態
糸を長くしているので、捨てていますのはもったいない・・・
ほどいて使おう!
糸の毛羽立ちがひどくて、また絡む・・・
糸を長くしすぎることで、結果的に絡みやすい状態を自分で作ってしまいます。
原因④ある特定の色糸が絡みやすい
これは私だけの見解かもしれませんが、
「色の薄い糸」毛羽立ちやすいので、
絡みやすい、と思っています。
染料の成分の違いなのか、
色が濃い糸は糸の繊維自体が密着していて
糸の表面がさらっとした状態に仕上がっているように思います。
その反面、糸自体が固い印象となります。
薄い糸は繊維の密着が少なく、
糸自体がやわらかく、ふんわりした印象があります。
そのため、特に薄い色の糸は注意して扱わないと、
絡みやすくなってしまうと感じています。
私がやっている解決策
私が一番効果を感じている方法は、ちょっとしたひと手間だけです。
原因①糸のねじれ
私はステッチする前にねじれを解消する方法はしていません!
1本取りでステッチしていることもありますが
ねじれを解消するには、
針をねじれない方に回転させなければいけません。
それが目で見えない布の裏側でしないといけないからです。
私は布を固定して、両手を使い上下に針を抜き差しする方法でステッチしているので
ねじれが発生していると思われる裏側で
器用に回転させる技術はありません・・・
なので、ねじれ出したな・・・と感じたら
優しく指でつまんで、ねじれを取るだけにしています。
針を付けたままでも大丈夫です。
(クロスステッチの針穴は大きめなので、摩擦を与えない程度に)

ねじれてだんだんと糸同士がくっつき出しました。
このねじれを優しく取るだけです。
あと、6本の束になっているところから
1本を取り出す時は、「ゆっくり絡まないように取る」こと
を心がけてます。

糸を強く引っ張ってしまうと
このクルクルした状態になります。
このクルクルがねじれの原因にもなります。
ステッチ前からねじれた糸を使うと、本当に絡みやすいです。
摩擦で毛羽立ちもしていない糸になのに、
1目から絡む時があったりするので。
原因②摩擦による毛羽立ち
針を抜き差ししていると何となく
「今、糸に負担がかかっているな・・・」とか
「この角度で針を引っ張ると、糸の引きが強いな・・・」
など、手応えを感じたことはないでしょうか?
「引く力を強くしなくても、スッと引ける角度」の時は
スピードを速くして
「引く力を加えないと引けない?
なんか、突っ張るような感じ・・・」の時は
スピードを緩めて、スッと引ける角度はないかな?と
糸を引っ張る角度を変えてみます。
「引く感覚」で摩擦が少ないところを探している
といった感じです。
こういうところが「手仕事」になるので
「感覚」は大事だと思ってます。
クロスステッチは「技術」は必要ありませんが
「感覚」で仕上がりが変わってくるかもしれません。
原因③糸を長くしすぎている
これは、糸を短くセッティングするだけです!
私のように「何度も何度も糸を変えるのが面倒!」と思って
糸を長く針に通して、すぐに絡む・・・
結局、糸を変えるはめに・・・となってしまうので、
糸は短くしてください!
例え絡まなくても、
摩擦の影響で糸の繊維が抜けてしまって
思っている以上に、糸が使えなかったりします。

糸を長くすると、端はこんなにも先細りしてしまっています。
摩擦で繊維がどんどんを抜けていっている状態。
ボサボサ・フワフワの糸でステッチしたところは
きれいに仕上がりもしません。
私はこんな感じに糸を用意しています。

原因④ある特定の色糸が絡みやすい
「薄い色・淡い色」これは注意!と思うだけかもしれませんが
知っておくことで、イライラは解消されると思います(笑)
- 糸を引くスピードを注意する
- 6本から取り出す時は摩擦をかけないように
- ステッチ途中もねじれをより確認する
複合的に注意することで、絡めは減るのではないでしょうか?
注意していても絡む
何十年とステッチし続けて、
絡む原因もはっきりわかっているのに、
絡む時は絡みます。
そんな時、私は清く切ります。
糸がもったいないから、ほどいて使おう・・・
と思って玉結び状態を一生懸命にほどき出しますが
ほどけても糸の毛羽立ちがひどいです・・・
その後ステッチを続けても
その毛羽立ちでまた絡むこともあったり、
きれいにクロスステッチがでなかったりします。
(毛羽立ってふわふわした状態)
何より、ほどく時間がもったいない・・・
糸の絡みは完全に防げません
刺繍糸の状態がすべて一緒でもなく
自分の力加減もずーと同じな訳もなく
気温や湿度によっても、
糸の状態、布地の状態が変化するので
完璧に防げることはないと思います。
でも、絡む原因を知っておくだけで、
イライラはかなり減らせると思います。
「また絡んだ…」と感じた時に、
この記事を思い出してもらえたら嬉しいです。
HAED進歩状況「Supersized A Stitch In Time Max Color」まとめはこちら



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