「モーニングページ」には頭で考えず心に浮かんだことを書く・・・といったぐらいのルールしかなく、
- どうはじめたらいいのかわからない
- どう書いたらいいのかわからない
- はじめてみたものの、これで合ってるの?間違っているの?と続けられない
- 何を書いたらいいかわからず、3ページも埋まらない
など、迷走してしまいます。真面目な人にとっては余計にルールがぼんやり過ぎてしっくりこないかもしれません。
「何でもいいから心に浮かんだことを書けばいい!」と言われて素直に書けたら、正直モーニングページなんて始めようと思いません。迷ったり、悩んだり、どうしたら心のモヤモヤが取れたり悶々とした日から抜け出せるんだろう・・・と藁をもすがる思いではじめていると思います。
1つのやり方として『自分に問いかけながら、そのやり取りを綴ってみる』という方法はどうでしょうか?
私はこの方法で1ページ書くのに30分もかかっていたところ、簡単に2ページを20分ぐらいで埋めることが1日でできました。
それまで30分と区切って書いていたところ1ページが精いっぱいで、3ページを書こうと思うと1時間以上かかっていました。
このまま続けると3ページを30分ほどで書けるような気がしています。
ふっと、モーニングページを書きながら「書き方を変えてみよう!」と思ったやり方を綴っていきますね。
そもそもモーニングページとは?
「モーニングページ」はジュリア・キャメロンさんの著書「ずっとやりたかったことを、やりなさい」に書かれていたワークの1つで、毎朝手書きで3ページずつ書くことを進めています。
芸術をめざすものではなく、作文とさえ言えない代物でいい。他人の目には触れさせないもので、内容は書いた本人であるあなた以外にはわからない。自分でも最初の八週間は読み返すべきでない 『ずっとやりたかったことを、やりなさい』より
頭で考えて書くのではなくて、心に浮かんだことをただ綴るだけ・・・そうしている中で心の底にある「何か」を掘り下げて、クリエイティブに活かすことが目的です。
クリエイティブとほど遠い仕事をしていても、今抱えている問題や悩みを解決する策が考えられたり、将来クリエイティブを活かせる職に就くこともできるかも!?
そこまで大きく考えなくても、目先のことで悩んでいたことが実は根本的な原因はもっと深い所にあったり・・・と
私もずーと人には言えない悩みがあって、解決までもいかなくても原因を知ることができました。その原因と向き合えるようになったのもモーニングページのおかげだと思っています。
書けない・進まない・続かない
まず、モーニングページを始めたことのない人にも、先ほど書いた疑問に対して答えながら綴りますね。
モーニングページをどうはじめたらいいかわからない
まずはペンとノートを用意します。ペンは何でもいいです。書きやすかったり、お気に入りのペンがあればそれでOK。
ノートのサイズは大きすぎると3ページが書き切れず、小さすぎるとちょっと物足りない・・・となるかもしれません。私はA5サイズがちょうといいと思ってます。
朝起きてすぐに心に浮かんだことを3ページ書き綴るだけです・・・がちょっと現実的ではないと私は思ってます。
日本のアラサー女子からアラカン女子まで、「パジャマ姿で起き抜けにノートと向き合って書きなぐる」姿って・・・悪くと病んでるようにし見えないので(実際にやった結果、主人に気持ち悪がられました・・・)身支度整えて、時間に余裕がある人は白湯でも一杯飲みながら30分ノートと向き合えばいいし、時間に余裕がない人は身支度・家事・出勤の準備を整えてからモーニングページを書いていいと思います。
始めるからには、30分をモーニングページに当てられるよう早起きはしてください。
どう書いたらいいのかわからない
心に浮かんだことを文法も誤字脱字も気にせず書き出します。良いことも悪いことも悩みや楽しかったことなど何でもいいです。書くことがない・・・と思っても書き続ける。文字で埋め尽くす・・・書くことがない書くことがない書くことがない・・・で3ページでもいいと・・・
正直私は書くことがない・・・と思ったら無理して3ページは埋めません。清く諦めます(笑)今日は無理だ・・・と書いて30分のところで打ち切ります。時間を無駄にした・・・ということでまた悩みが増えますから。
はじめてみたものの、これで合っているの?間違っているの?と続けられない
モーニングページをはじめて劇的に何かが変わった!!!っということはありません、正直。キャメロンさんも「8週間は読み返さない」と言われているぐらいなので、8週間続けても何も変わらないと思います。
ただ、そこまで続いているのか?ということです。変わるのは8週間後からかもしれません。変わらないかもしれません。だからといってモーニングページのやり方を間違っていたか、合っていたかなんてわかりません・・・
モーニングページを2か月続けたから、理想の会社に就職できるっていう補償はないし、成績がぐーんと上がる訳でもなく、悩みが一掃されることもないかもしれないし、もしかすると理想通りになっているかもしれません。それぐらいの気持ちでいてください(笑)
なので、私は「こんなもの役に立たないかも・・・」とモーニングページを書かない日があったりします。
しかし、過去に心の底奥に潜んでいた「悩み」の原因をすることができたので、「まだまだ掘り起こせていないだけだ!」と再開します。実生活の中で早起きできなかったりするので、お休みをしてもまた始めればいつか「これだったのか!」という発見があるかもしれません。ただそれがいつかなのかは人それぞれなので断定はできません。
何を書いたらいいかわからなず、3ページも埋まらない
先程も書きましたがノート3ページってまあまあな量です。30分で書き切ることは私もなかなかできません。
同じことを何回も書いてもOKです。それほど心に残っているのでしょう・・・それでも3ページは埋まらないです・・・ここ最近までの悩みでした。
進まない・書けない・続かないの原因まとめ
モーニングページを実践した実例で書いてみましたが、私の経験でわかったことの原因を書いてみました。
- 慣れていないと白紙のノートに何かを書くことが難しい
- 頭の中がごちゃごちゃし過ぎている人は文字にし難い
- 悩みで混乱している人ほど書けない
- 悲しみや嫌なことを表に出せない人は書けない
『自分に問いかけながら書き綴る』とは?
実践でわかった原因を1つずつ具体的に解決してみます。
慣れていないと白紙のノートに何かを書くことが難しい
真っ白な紙に何でも書いていいですよ!と言われてもなかなか書けないものです。そこでフレームを作ってみます。それが自分にインタビューするような感覚というか、友達と電話でしゃべりかけるような感じで自分に質問してみましょう?
「昨日は楽しいことあった?」⇒「あったよ?」⇒「どんなこと?」⇒「久しぶりにおもしろい映画を観たよ」⇒「どんな映画だった?」
を全部書いてもいいし、
〇昨日の楽しかったこと
①おもしろい映画を観たこと
②偶然友達会っておもしろい話が聞けたこと・・・と箇条書きにしてもいいと思います。そのあと、どんな映画でどこがおもしろかったの?と質問を掘り下げていくと、どんどんと出てきて1ページなんてあっという間です。
楽しかったり、おもしろいことはどんどん出てくるかもしれませんが、悩んでいる時って考えが絡み合っているので、解く作業をしてあげないと文字にできないと実感しました。
〇今悩んでいること⇒引っ越し、お金の工面、カーテン・クーラー選び、ネット工事の電話、仕事の資金繰り・・・単語だけでも出してあげる。
①引っ越し業者をどこにするか?⇒1社にしぼるか?見積もりを何社もとる?
②引っ越しの日程をどうするか?土日?平日?料金にもよるよな?(これついこないだの私です)・・・
どこがクリエイティブ?って感じですが、心のひっかかりを取ってやるには生活感あふれたところからスタートすればいいと思います。
自分に質問するレパートリーを増やしてどんどん掘り下げて、自分への才能や悩みの核心に近付けれればいいのではないでしょうか?
頭の中がごちゃごちゃしている人は文字にし難い
以前あるお医者さんがテレビで「悩みを相談されに来られるのですが、相談を整理整頓せず来られるので困ります」って言われてました。
正直、「毎日の生活でいっぱいいっぱいになっている人が体調不良になってもっといっぱいいっぱいいっぱいになってるんだから、そんなことができたら苦労せんわ!」と思いました。特に更年期で困ってる時にね!そんなこと言われたらメンタルやられる。
私も悩みが重なると混乱して人に説明できなくなります、焦ってしまってるんでしょうね。「言ってることがわからない」と。病院で「1つずつ説明して」ともいわれました(笑)だって一気に症状が出てんだから1つじゃねーだろう!とも思いましたがね。
そこでモーニングページで例えると、悩んでることは?=箇条書きに書いてみましょう。
文章で書くと何を書いているかわからなくなります。モーニングページはそれでいい!と言われますが、余計モヤモヤする時がありました。
まずは単語でいいので、出してみましょう。そのあと、⇒(やじるし)を使って、紐解いていくのです。
例)引越し⇒業者・日程・価格・ネット工事・断捨離 業者⇒1社にする?数社で見積もり⇒数社で見積もりは時間と労力が大変。1社に聞いてみた価格で考えてもいいかもれない⇒まずはどこに連絡したらいいかな?⇒管理会社に紹介してもらえるかな?管理会社に電話してみよう!
で1つ解決・・・を繰り返すと悩み自体が何なのかも見えてきます。そして、行動することが簡単なことのようにも思えてきて行動に移せそうですね!
慣れないうちは悩みを見える化して1つでも行動に移せたら、3ページ書かなくてもいいのではないでしょうか?もしかすると、1つ解決したことで、どんどんと書けてしまうかもしれません。
モーニングページを書くことは悩みを解決することではないかもしれません。でもなぜモーニングページを書くのか?と言われたら、人生を豊かにしたい⇒悩み事を解決して心豊かに暮らしたいという願望があるからだと思います。
悩みで混乱している人ほど書けない
モーニングページは悩みが多い人ほど混乱して書けないと思います。1つずつは小さなことかもしれませんが、多くなると混乱します。
普段でも在宅で家の電話と会社の携帯とインターホンがなれば誰だって、「どれ1番に出る」と混乱します。1つずつなら対応できるのに、全部一気にやってきたら無理ですよね、それと一緒で悩みも一気に来たり、溜めてしまっては対応に苦労します。
例)引越し⇒業者・日程・契約が今日に決めないとダメ?⇒業者は時間がないから1社に決めよう!日程は候補2日で後日返事でもダメですか?契約は日程が決まらなくても大丈夫ですか?⇒ダメもとでもいいから明日以降をお願いしてみよう!
と自分の中での解決ができます。人間1つずつ解決するしかありません。
ここ最近の私で言うと、家の改装と引越しで心が病みかけました。電話がなると恐怖でしかなかったのです。家を建てるとか改装するってこんなに労力がいるのか・・・主人には「もうあんな家いらない・・・」とまで言いました。
さすがに「あと戻り出来ないから、そう言わないで欲しい・・・」とまで言われ、電話が鳴らないようにしてもらいました。(窓口を主人)仕事が始まる前夕方に休日・・・で追加工事追加金を言われたら、マジ病みます。
その間、モーニングページが全く書けませんでした。電話の恐怖で追加金の計算で頭がいっぱいになってたのでしょうね・・・今思えば、その時にこの問いかけ方法を知っていれば、ノートにばーーーと打ち明けられていたのかもしれません。
悲しみや嫌なことを表に出せない人は書けない
今年の2月頃はどん底にいて心が落ちていました。そんな時どん底の話した人と久しぶりに会って「元気になってよかったね!」と喜んでくれました。
その時言われたことが「嫌な事や悩みをぐっと我慢する人だから、気を付けてね。相談乗るからね!」と。自分では年がら年中愚痴を口にする方だと思っていたのですが、実はそうではないようです。
我慢して我慢して爆発するタイプなんだ・・・と。
モーニングページには人には見せない、人には言えないことを書いて自分の心を解放することができます。それなのに私は溜めている間も爆発した時もしばらく書くことができませんでした・・・文字にして表に出せない人でした。
あの時、私がこの方法を知っていたら「だれにも見せないから書いてごらん、嫌なこと全部。」って自分に何度も問いかけて、吐き出せていたかもしれません。病むことはなかったのかもしれません。
悲しいことや嫌なことを我慢してしまう人は「だれにも見ないから、単語だけでも書いてみたら?」と問いかけて、悲しみや嫌なことを紐解いてあげてほしいと思います。
私の場合、現在進行形の時は全く書けませんが、後日あーだった、こーだったと書くことができるので病んだりすることも長引かないのはそのためなのかもしれません。
「モーニングページ」を書いてみようと思っている人、書いてるけど続かない人へ
私にとって「モーニング」は心をさらけ出す唯一の存在です。
ここ最近になって、より深いところや細かいところまで書けるようになって、より一層なくてはならない存在になったような気がします。
「だれにも見せない」というところがポイントなので、本来は読み返して自分を見直すためのノートかもしれませんが、私は書き終えたノートは処分するようにしています。
万が一人の目に触れるようなことがあったら、あとあと面倒なことになりますから(笑)
処分しても吐き出せた自分の本音というか、心の底にある何かの核心は消えることはないでしょう。それが発見できただけで十分で、忘れることはないと思います。
書き始めてみようと思っている人はそこまで深く考えず、1度チャレンジしてみてほしいです。
また、書けない・続かない・効果を感じないと思っている人は唯一自分が自分の理解者であると信じて、心に問いかけながら書いてみてください。今までと違った書き方ができて変化を感じてもらえればな~と思います。
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