何もかもが値上げの昨今、万年筆材料はより値上げするだろうと思っていましたが、ここまでか!?
こちらのページに価格表があります⇒PILOTホームページの最新情報お知らせ
これを見てびっくりたまげました。二度と手に入れられないかも・・・という万年筆がゴロゴロ
そこで、前から気になってはいたけど、定番なので「いつかはお迎えした万年筆リスト」(頭の中にあるリスト)にあるシルバーンをどうしようか悩みに悩んで購入しました。
PILOT シルバーンは1,2を争うほど最高の万年筆!?
万年筆を選ぶ際、私の第一優先は軸のデザインです。ペン先の書き味はどうしても第二になってしまうことが多いですが、
シルバーンはデザイン・書き味とも最高!と言える代物でした。
シルバーン 格子 ペン先中字(M)
シルバーン つむぎ ペン先細字(F)
迷いに迷い、どちらのペン先も捨てがたい・・・となり、細字・中字を同時に購入しました。
シルバーンの特徴
軸:純銀度92.5% 蝕刻加工で図柄が施されています
ペン先:軸に被せられ同軸と首軸が一体 18K
キャップ:嵌合式(ねじ込み式ではなく、マジックペンのキャップと同じかんじ)
シルバーンの軸
まず、銀製の万年筆はカッコよくあこがれの存在です。
以前に、ひょんなことから手元にやってきたParker SONNETシズレを手に入れて満足しておりましたが、
やっぱりシルバーンも捨てがたかったです。
どちらも見た目はカッコいいです。
SONNETの方が線が細い分、華奢なかんじではありますが、シルバーンが「いかつい」わけでもなく
どちらもそれぞれに素敵なスターリングシルバーであります。
シルバーンの長さは長すぎず、軸の太さも太すぎず、私の手のサイズ(ちょっと大きめ)にピッタリでした。
シルバーンのペン先
PILOT万年筆のこのペン先の形がとても好きで、何本か中古品を購入しました。
昔のカスタムもこのペン先と同じ形をした万年筆があったようです。現行品ではエリートが同じ形ですね。
このペン先がすんばらしい書き味を実現させてくれます。
PILOT万年筆の中字は太めではありますが、インクが紙に吸い付くように書けるのです(書き味最高の表現)
ヌラヌラ感はもちろん、引っ掛かりは全くなく、ストレスフリー。
細字も書き味が最高です!
中字に比べると硬さを感じることはありますが、どちらも甲乙つけがたいほどヌラヌラ感はたまりません。
時々、同じ万年筆でペン先の太さ違いを買った時、どちらかは好きだけど、どちらかはいまいち・・・ということがありますが
シルバーンは中字・細字どちらも好きになりました。
シルバーンのキャップ
シルバーンのキャップが嵌合式というのが、意外な感じがしました・・・
嵌合式のキャップは密閉度が落ちるので、インクが乾きやすいとか。
確かにParkerSONNETは乾きやすいです(笑)←それ以上に軸のデザインが好き
まだシルバーンを長期間置きっぱなしにしたことがないので、乾きやすいか?はわかりませんが
銀製の万年筆を「ぎゅっと」握ってキャップを開けたり、閉めたりすると「手あかがいっぱい付きそう・・・」と躊躇してしまいます。
ねじ込み式のキャップに慣れているので、嵌合式にも慣れないとですね。
今後の万年筆購入計画
シルバーンを初めて使った時、「残りの石だたみも買っちゃうぜ!」みたいな勢いがありましたが、
2,3日すると冷静になり、2本を大事に育てていくことにしました。(育てる必要がなく、すでに育ちあがっている)
正直、最近は持っている万年筆で満足しちゃった・・・というところではあります。
しかし、「値上がり」という機会で、「いつかはお迎えしたい万年筆リスト」を考え直す時がやってくるので
その時その時で考えなおしていきたいと思います。(PILOTさん2024年2回目の値上がりでしたもんね!?)
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