2025年の新年筆は「AURORA 大陸シリーズのオセアニアたち」を迎えました。
以前から気になってはいたものの、購入に踏み切るまでには少し時間がかかりました。
万年筆は、欲しいと思ったときにすぐ決められるものと、そうでないものがある気がします。
ここしばらく、気持ちが落ち着かない時期が続いていました。
何かを大きく変えたいというより、いつもの時間を少しだけ整えたかったのかもしれません。
そんなときに思い浮かんだのが、この万年筆でした。
AURORA はオセアニアで一区切りのつもり
(手に取ったときの第一印象は、思っていたより落ち着いていました。)

大陸シリーズのオセアニアを買う時は自分の中で「これで最後」と決めていたので
もう、AURORA 万年筆を買うことはないと思います・・・(たぶん、最後です)
あるお店でずーと在庫を確認しつつ、在庫がなくなる前には決めないとな・・・と思っていました。
(細かい部分ですが、つい目がいってしまうデザインです。)

私が大陸シリーズの魅力を1番に感じたのは「キャップリング」のデザインです。
オセアニアはカンガルーやアンモナイトが描かれていて、シュールなデザインに惹かれました。
同じM(中字)でもこれほど違う?
字幅はEFが希望でしたが、Mしかなく・・・
どうしてもオセアニアが欲しかったのでMで購入しました。
(書き出した瞬間、想像していた線とは少し違いました。)

AURORA のブルーブラックインクを入れて、初卸。
Mとは思えないほど細く書けるのです・・・インクフローが渋すぎです。
かなり前に「アメリカM」を購入して、書き比べる太さがまったく違います。
ただ、このアメリカにはいろいろと経緯があり、本当にMなのか、今でもはっきりしません。
そのせいで、
「AURORAのMとはどんな字幅なのか」自分でもよくわからなくなってしまいました。
思いがけずお迎えできたエイシアとアフリカ
オセアニアの購入直前にエイシアとアフリカを購入することができました。
ルートは日本代理店を通ってない代物で、購入すべきかどうしようか悩みましたが、
「そういうお店で買った万年筆はどんなものなんだろう?」という興味もあったので、思い切って購入することにしました。
物はたぶん本物だと思います。シリアルナンバーもあるし。(自己責任・自己判断です)
エイシアはEF アフリカはM
しかも、書き心地は良く、何ならオセアニアより状態はいいのかもしれません。
このアフリカの字幅が本来のMなのかもしれません。(上の試し書きで「2025年新年筆はAURORA ~」の字がアフリカで書きました)
複雑な思いです・・・
正規のルートでも、少し引っかかったこと
アメリカを購入した時に色々ありまして・・・の色々とは・・・
有名な信頼あるお店で試筆をしながら購入しましたが、その時のやりとりが今となっては、うん?と思い出されます。
大陸シリーズが欲しくて、ネットで調べまくって通販で買おうか迷っているところに、実店舗でアメリカを発見しました。
しかし、ニブが14kが付いていました。本来は18kのはず。
店員さんに「18kではないんですか?」と尋ねると、少し面倒そうな反応をされました。
その後、資料を確認して「違うニブが付いているようです」とのこと。
今思うと、
もし何も知らずに購入していたらどうなっていたのだろう、と考えてしまいます。
数年後、ペンクリニックでこのアメリカを診てもらいました。
「ペンポイントのボール、大きすぎません?Mですよね・・・個体差はあるにしても大きいですよね?」
その時はお店の名前を出して、試筆して購入した経緯を説明しました。
首をかしげながら、調整してくれました。ペンドクターも思うところがあったと思いますが、お店の悪いことは言わない人柄の方です。
それまでインクフローが渋く、オセアニアのように細く書けていましたが異常に太い字幅となりました・・・
今、別のMが手元にやってきて思うことは、ペン先とペン軸もバラシて交換されてM⇒Bになってしまってるのでは・・・
(見た目では分からない部分ほど、気になってしまいます。)

(左:オセアニアM 右:アメリカM?)
ここにきて、何をどう信じていいのかわからなくなってしまいました。
新しい万年筆を迎えて思ったこと
手に入れてすぐに、すべてがすっきりしたわけではありません。
それでも、万年筆を取り出して字を書く時間は、気持ちを落ち着かせる助けにはなっていると感じています。
それだけでも、今の自分には十分でした。
万年筆は、生活を大きく変える道具ではないかもしれません。
それでも、書く時間の向き合い方を、少し変えてくれる存在だと思っています。
このオセアニアたちも、そんな存在として、無理のないペースで使っていけたらと思います。


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